橋牟礼川遺跡
こんにちは、アキです。
あっという間に6月になり、梅雨入りしそうですね。
さて、間が開いてしまいましたが、ブログ開設のきっかけ話の最終回、その3を紹介します。
ブログ開設のきっかけ その3
「橋牟礼川遺跡(鹿児島県指宿市)」
学生時代は社会科が苦手で興味もなかったのですが、大人になった今、歴史や地理や公民って大事だったんだなぁ、もっと勉強しておけば良かったと思っています。
私は大阪出身で鹿児島在住なのですが、ゴールデンウィークはまだ県内旅行くらいかなと、指宿旅行の計画を立てていたとき、子どもが学校で橋牟礼川遺跡のことを習って「指宿にあるんだって」と言うので、夫が調べたら博物館があることがわかり、今回は今まで行ったことのない知林ヶ島と博物館をメインに観光することにしたのです。私は遺跡や博物館にはあまり興味なかったのですが、行ってみたらすごく良かった!
何がそんなに良かったのかというと、博物館のシアターで上映されていた橋牟礼川遺跡発見の再現ドラマ!
簡単に紹介すると、大正時代、鹿児島の中学生が散歩中に偶然2種類の土器を見つけて持ち帰り、学校の先生に見せたところ、同じ場所で違う種類の土器が見つかったことを不思議に思った先生が専門家に鑑定を依頼し、その後の発掘調査の結果、アイヌ式土器(縄文土器の当時の名称)と弥生式土器が火山灰の層の上下に分かれて発見されたので縄文土器と弥生土器の時代の違いが初めて証明された、というような内容です。
これだけだと「へー」という感じなのですが、昔はアイヌ式土器と弥生式土器は別の民族がそれぞれの場所で使っていたという説が主力だったそうで、中学校の先生から知らされてこの遺跡を最初に調べた学者の先生はそちらの派閥だったんですね。そして、この2つは違う時代の土器だという説を押していた濱田先生に、自分の説に不利になると知りながらも遺跡の存在を教えて、発掘調査の結果、時代の違いが実証されたというドラマチックなストーリーで、なんだか感動しました。
あと、中学校の先生が「この二つの土器が同じ場所にあったんだって?」というような内容の台詞をバリバリの鹿児島弁で言うのも見どころの1つかな。我が子は何言ってるかわからなかったと話していましたが、鹿児島在住20年の私はバッチリわかりました♪
博物館はその他の展示も面白かったし、制作の体験コーナーもあるので、家族連れにはおすすめのスポットです。指宿の観光スポットとしてはマイナーなのか、GWでもすいてました。指宿観光の際には是非行ってみてください。
指宿市考古博物館(時遊館COCCOはしむれ)http://www.minc.ne.jp/cocco/
この遺跡の発見の経緯がすごくドラマチックだったので、誰かにこの感動を伝えたい!と思ったのですが、実生活では職場の上司くらいにしか伝えることが出来なかったので、発信してみようと思った次第です。
順番としては、橋牟礼川遺跡でちょっと感動&誰かに言いたい!→麦本三歩を読んで好きな物見つけようと思う→齋藤先生の本でアウトプットしようと思う→ブログやってみよう!という流れで開設に至りました。
遅筆ですが、これからも好きな物について書いていきます。
好きレベル:★★★
系統:新しい発見
曖昧ですが、好きレベルの表し方↓↓↓
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結構好き★★★★・めっちゃ好き★★★★★